キカクガイ(non-standard)
一点ものに挑戦したい、などと勢い余って書いてしまいましたが
残念ながらそんな突拍子もない作品をつくれるようなタマでもな
く…。その意図というか、言わんとするところを改めて補足させ
てください。実際にやってることは大して変わっていませんので。「同じ形を何個も何個もつくれる技術と芯を身につけたい」とい
う思いは、今も変わらず在ります。そしてその思いが、いつしか
加賀雅之という木工作家の特徴の一つになっていた、ということ
も僭越ながら認識しています。ただ「規格の寸法」という物差し
をかざすばかりに、歩留まり(ムダの出ない)の良い材、悪い材
という区別が生まれたり、少しばかり寸法が足りないがために一
回り小さい作品にしか使えなかったり、規格がある上の理不尽さ
みたいなものを感じ始めていたのも事実でした。今回「工房から
の風」を機会に新たに挑戦してみようと思ったのは、いわばマイ
ルールに過ぎない「規格」に囚われることなく、材(木)本来が
持つ自然なカタチをなるべく無駄なく活かした作品づくり、とい
うシンプルな着地点です。なので意図的なカタチではありません。
僕の意図としてはせいぜいバランスを整えるくらいのもので、大
枠としては材そのもののカタチから、白太や割れなどを取り除い
た程度。あとは使いやすそうなサイズ感のみです。多少は僕らし
いと感じて頂けるよう、刃物の種類は変えていますがこれまでの
スタイルを踏襲してみたつもりです。とんでもない作品を期待さ
れていた方にはスミマセン。直球勝負ばかりやって来た僕の、思
いつく限りの変化球が緩いカーブだった、くらいの話しなのです。

「工房からの風」当日を前に、これが最後の更新となります。先
ずは2日間晴れることと無事に楽しめることを願って、一路東へ
と軽バンで目指します。たくさんの良き出会いに恵まれることを
願って。鎮守の森で、お会いできるのを楽しみにしております。











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