情報難民という言葉
少しだけ、暑さが和らいできましたね。暑いのは暑いのですが…。
それでも季節はキッチリと移ろっていて、やがては秋がやって来
るのでしょう。人知の及ばないところで粛々と時間は流れている。少し前の話しになるのですが。七夕前の大雨(西日本豪雨)の時、
ありがたいことに我々の住む山間の地区では川の決壊等の直接的
な被害の心配がない分、地滑りや土砂災害、或は川沿いの地区へ
の応援に備えて、二日間公会堂にて待機命令が出ていました。ご
多分に漏れずお年寄りが多い地区。集まる消防団員も移住者が多
めです。聞くともなしに耳に入ってきた「イケてる移住者」君の
言葉に、「情報難民」という言葉がありました。前後の言葉をち
ゃんと聞いていなかったこともあり、スマホとか持ってないお年
寄りのこと言ってるのかな?…ってことは俺も情報難民?などと
ぼんやりと濁った意識の中で考えたりしていました。特に興味を
持っていたという訳でもないのですが、昨日突然この言葉を思い
出して調べてみたのです。広辞苑第七版にはのっていなかったの
でググッてみることに。すると、総務省が使っている「情報難民
」という言葉と、神戸女学院大学名誉教授内田樹氏の造語とされ
ている「情報難民」という2つの解釈がどうやら存在するらしい。
ご興味のある方はどうぞご自身でググってみてください。どちら
の意味も何となく理解できるし、新しい言葉のまだ冷え固まって
いないドロドロと高熱を帯びた状態、といったところでしょうか。
でも僕がこの言葉を調べてみた本当の理由は、この言葉に抱いた
イメージが他のところにあったからなのです。先の2つの解釈と
も異なるイメージ。何となくですが、僕は「情報難民」という言
葉から「本当のこと」や「真実」、ある種の「正義」みたいなも
のを掴みきれず、右往左往している人。それでいて、PCやスマホ
からも離れられない人。そんな姿をイメージしてしまったのです。

スマホを持ってない僕も、PCはそれなりに活用しています。新聞
もとってますが、Yahoo!ニュースから情報を得ることもあります。
でも例えば朝日新聞や日経新聞の記事と同じ扱いで東スポやゲン
ダイの記事が並んでいる様は、慣れてしまっているとは言え、や
っぱり少し滑稽でシニカルなものに映ります。そこに個人発信の
コラムまで混ざってきたら、方位磁石を持たずに迷い込んだ人は
あっという間に遭難し、「情報難民」になってしまうに違いない。

簡単に調べられる環境は、やがて記憶力を奪ってゆく。手軽に手
に入る大量の便利な情報は、やがて考えることを衰退させる。こ
れは果たして進化なのか、退化なのか。何かしらの大きな存在の
思い通りにはなりたくない!などと考えてしまう僕は、SF小説の
読み過ぎなのでしょうか(笑)。「情報難民」という言葉を切っ
掛けに、色々と暑苦しく考えてしまった夏の終盤の一日でした。











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