リレー
同じことを繰り返すのが苦手という人がいる。嫁さんがまさにそ
う。手磨きとオイル塗装、拭きあげを嫁さんの担当にしてもらっ
てから2年弱。お陰で製作の方に集中できる分、生産性は格段に
向上しました。とはいえ主婦業の傍ら、子どもの世話やら学校行
事やら習い事やら何やら何やら…思うように進まないのも既定路
線。周囲からは「専業主婦」と認識されているのかも知れません
が、彼女は立派な専従者。つまりは従業員、ワーキングマザーな
のです。確定申告に追われ、下の子のインフルに戦々恐々とし、
マイペースな長男を叱咤する今日この頃。頑張ってくれています。話しは戻って、手磨きの作業もたくさん溜まってくるとイヤにな
るそう。でもマメにこなせる余裕もなく、結局はある程度まとめ
てエイヤ!と始めるのがいつものパターン。最終的には「何日発
送で」というこちらのオーダーにキチンと応えてくれているので
大したものなのですが、さらに驚かされる(ちょっと悔しい)の
が梱包の丁寧さ。実は梱包・発送業務については以前から100
%嫁さん任せだったので、正直なところどのような梱包で、どれ
くらいの整頓っぷりで箱詰めされているのか把握できていません。
ただ、かなりの確立でお納めしたお店からのお礼のメールに「今
回も丁寧な梱包ありがとうございます」というニュアンスの一文
が含まれているのです。第三者の評価はなるべく素直に受け入れ
るように心懸けているのですが、僕としては知らないだけにむず
痒く、「やりおるな…」という気分になります。でもここは考え
ようで、丁寧な梱包には僕の仕事への「感謝と敬意」が表れてい
る、と信じることにします。強引に、前向きです。でもそういう
感情のリレーは、その先にも続いてゆくものなのかも知れない、
と考えています。イヤ、感じています。お店の方は勿論プロフェ
ッショナルなのだから、丁寧な梱包だろうがいい加減で雑な梱包
だろうが等しく接してくださるに違いない。でももし僕がその立
場だったなら、そこに「思い入れの差」みたいなものを感じ取っ
てしまうかも知れない。仮に僕が梱包していたら、そこまで丁寧
なものにはならないと思う(A型ですが)。多少の「気恥ずかし
さ」もあるし、「そんな大層なものでは…」という無意味な謙虚
さが滲み出てしまうに違いない(笑)。なのでウチに限っていえ
ば、つまりは「結果オーライ」なのです。分業制にして良かった。

今回も随分と長くなりましたが、そんな心地良い感情のリレーが
あなたのところまで届くことを、小さな作業場から願っています。















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