昨年の暮れ近くに納品させて頂いた
セミオーダーのダイ
ニングセット。実際には板座仕様での納品でしたが、手
元に残してある最終的なサンプルは張り座仕様です。
photo by 岡村典子
機能性を損なうことさえなければ、可能な限り椅子は小
振りである方が使い勝手が良い、と考えています。個人
的な意見なのですが。限られた空間を出来るだけ圧迫感
のないように演出するには、必要な要素だと思うのです。
何度となくお話しした通り、幼少期から多感な時期、そ
してほんのつい最近までを限られた狭い生活空間で過ご
してきた、僕のバックボーンがそうさせるのです。
そういえばこの椅子、名前がありません。ハイバックだ
から…と、いくつかの候補は考えてみたのですが、結局
そのまま名前はつけないことに決めました。何というか
たまにはそういうのもありかな?などと思っています。