計算してみる
ここ最近、4月のゆくりさんでの個展でご注文頂いた彫り盆をコ
ツコツ彫っていました。ようやくすべての工程が終了し、発送の
段取りへと移りつつあります。画像は一回目のオイル塗装の風景。
木地がグッとオイルを吸い込み、木目がより鮮明に現れる瞬間は
制作の最終局面、いわばハイライトです。ワークショップとかだ
と一番の盛り上がりを見せる場面なのですが、嫁さんにとっては
まるで流れ作業のように手際よく、愛情を持って進んでゆきます。つい魔が差したというか…よせば良いのに計算してしまいました。
このお盆の彫りを直線距離で計算したらどれくらいの長さを彫っ
ているんだろう…。ふとよぎった素朴な疑問から目を逸らせずに。

お盆のサイズは縦28cm、横36cm。
1本の彫りの長さが25.5cmで、それが37本

25.5 × 37 = 943.5(cm)= 9m43cm5mm

9メーター超えか!平均的なマンションの4階の高さに相当する
そうです。3ナンバーの乗用車2台分の長さ(縦列駐車でね)く
らいですって。ハハ!やっぱり計算するんじゃなかったよ(笑)。
週明けにはゆくりさんに向け発送予定です。お待ち頂いている皆
様、今暫くお待ちください。こう見えて、楽しんでいるんですよ。











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メインテナンス
今夜からスヴェイルファニチャーさんでのweb展が、明日からは
徳島のnagayaさんでの三人展がそれぞれ始まります。たくさん
つくってたくさん(嫁さんが)発送して、暫し放心状態。ちょっ
とした腑抜けになってます、ハイ。ぶわーっと痺れたようなアタ
マと身体では怪我のリスクが高くなる。こんな時は酷使した機械
のメインテナンス。手押しと自動の刃物を研いで微調整するぞい。
こちらは夏の初めに譲ってもらった研磨機。サビッサビですが僕
のところへ来る直前までも現役バリバリで働いていた代物。僕の
機械選びでは重要なポイントです。妙に小綺麗な中古機械より、
ついこないだまで動いていた中古機械の方が頼りになる気がする
のです。新品に手が出せるほどの余裕は全く以てないですしね。角度を変えて仕上げ磨きの真っ最中!の画像。サビ防止のクーラ
ント入りの水を循環させ、焼き戻りを防ぎながらの仕上研磨です。手押しの刃物交換は楽チンです。直後の削り肌は艶っつやでテン
ションが上がります。でも自動(鉋盤)の調整は色々と厄介です。
写真撮る余裕もなく黙々と微調整です(笑)。夕方には何とか納
得のゆくレベルにまで持って行くことができ一安心。気になって
いた点も幾つか改善されました。刃物が切れる状態だと音が違い
ます。少し静かになって、何だか良い音になったように聞こえる
から不思議です。自己満足全開の世界。作業場に笑顔が溢れます。
僕しかいませんが…。さあ、今日からまた仕事です。つくろう!
 










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お疲れ!
9月になってしまいました。スゴく暑かったけど、短い夏だった
ように感じます。昨日辺りから急激に朝晩の空気が変わりました。
まさしく「秋のそれ」です。この夏も頑張ってくれた扇風機(工
業扇)。作業場の中で一番頑張ってくれた設備かも知れません。
どうしてもオレンジ色のプラスチック製の羽根が気に入らず、こ
の金属扇を探し出して何年か前に購入しました。金属扇で尚且つ
密閉式のため、値段はオレンジ羽根よりも高かったけれど、大い
に気に入っています。購入を許可してくれた嫁さんに感謝です。
モノを選ぶとき、僕はほとんど迷いません。迷うとしたら、これ
よりももっと良いものがないか、もう少し調べてみようかな…と
迷うくらい。コンビニで買う缶コーヒーでも、回転寿司で回って
いるお寿司でも、身の回りにあるほとんどすべてのモノを自分で
選び、決めることが出来ます。誰だって普段からやっていること
であって、少なくとも僕には僕なりの理由があります。そしてそ
の積み重ねの上に僕という人間がいて、僕がつくる木製品がある。
言い替えれば、その人が選ぶモノをみれば、その人の人となりも
見えてくる。僕が面白そうだなと感じてしまう人は、往往にして
身の回りのものからして面白い。別に高級なものじゃなくていい。
流行りのものである必要もない。それでいて決して鼻につく感じ
がなくて、絶妙に「熟れている」。そんな人は大体が魅力的です。

日々の生活の中にある「選択」を大切にしたいと思う。身の丈に
あった中で、自分が心地良く感じられるモノの中に身を置くこと
で見えてくるもの、確立されてゆくものがきっとあるように思う。

我が作業場の工業扇。今年もお疲れ!終うのはのはまだ早いかい?












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黄梅の雨
梅雨の別名なのだそうです、「黄梅の雨」。一昨日だったか近所
の大先輩に誘われ、毎年採らせてもらっている梅の実を収穫した
後だったので、この名前が妙にしっくりときます。今年は我家の
庭の小さな梅の木にも実がつき、僅かながら収穫できました。僕
らの住む地区では、田植えの済んだ頃の小休止みたいなものかな。とは言え、今年の僕は製作以外のことが全くと言っていいほど出
来ていません。田んぼに水を張る前の草刈りの手伝い然り、件の
梅採りに然り。庭草もぼうぼうに生い茂り、「マムシがいるかも
知れんから入るなよ!」と子ども達に注意するばかり。裏庭の垣
根(アカメ)だけはあまりにうっとおしくなって来たのでバッサ
リ切りました。ついでにクヌギ(多分)の枝を落としていたらク
ワガタの番いを発見。幼稚園帰りのハルコに採らせてあげました。
ヘンテコな名前をつけてハルコさん、可愛がっております。カン
タはもう慣れてしまっているのか、それほど興味を示してくれま
せん。確かに、飛騨時代から毎年何匹かゲットしていたような…。

話しが大幅に逸れましたが、何やかんや言いながらつくっており
ます。真面目に相当頑張って。受注分と来月の二人展のことを考
えるとのんびりしている暇はありません。燃尽きることなく、細
く長く、熾火のような状態をキープしていつでもメラメラ燃え上
がれるよう準備をしておきたいと思います。でも草刈らなきゃ…。











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ほぼほぼ…
見えてきました、完成が。前回の画像を組み立てるとこうなりま
す。角度がある分、せーの!で一気に組み立てねばならず往生し
ました。何せデカいので。こういう時真剣に憧れます、アシュラ
マン
に。手は2本しかないので簡単な当て木治具とクランプ、そ
して玄翁でもってじわじわ組んで行きます。緊張の一瞬なのです。ここんとこすっかり小物が中心になって、家具仕事の緊張感が半
端じゃありません(笑)。今回は普段ほとんど使わないブラック
チェリー仕様なので、緊張も一段と高まります。が、完璧です!
悩ましいのは作業場(の中でも作業台スペース)が狭過ぎて、脚
部と天板を同時に加工出来ないこと。粗方仕上げた脚部を玄関土
間(塗装場?)に運び、ようやく天板の板接ぎとなります。今回
は1100mmパイの丸テーブルなのですが、これ以上大きくなると
ホント厳しいかも。腰にも相談しないといけないし…。話しは画
像の天板に戻って。この辺りの作業になると普段あまり使わない
ジグソーやハンドルーターなんかが活躍してくれます。メッチャ
埃被ってましたが元気に動いてくれました。改めて木工って色ん
な道具が必要になってくるよなと感じた次第です。壊れもするし。

さて、小物の製作も挟み込みながら、丸テーブル仕事は仕上げの
オイル塗装に向かっております。納品は17日の予定。九州は福
岡なり!!…ま、東京よりは近いか。静岡辺りの感覚かな?九州
上陸は12年前の新婚旅行依頼!子ども達は勿論初上陸!一泊二
日の強行軍(勿論軽バンで)ではありますが、家族旅行を兼ねて
いつもの通りのんびり楽しく行こうと思います。台風来るなよ!








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丸テーブル
今日で9月が終わってしまいます。朝晩の冷え込
みがそれなりになってきました。今年も残すとこ
ろ後3ヶ月!って…毎年のことながら早いッスね。
さて作業場では、丸テーブルの製作に掛かってお
ります。今月の始めまではイベント目白押し状態
だったもので随分とお時間を頂いてしまったこの
お仕事。一月ほどイベントが空くこの時期にググ
っと集中しております。イベントや注文が重なる
のは何よりありがたいことなのですが、同時に新
しいものに挑戦したい、試してみたい、という想
いとのせめぎ合いが自分の中で頻繁に起こってい
るのも事実。4人家族の生活をキープしながら新
しいアイデアや試作にも没頭できる時間も持てる
ような、そんなゆとりある生活は夢のまた夢なの
でしょうか…。もうちょっとやり繰り上手になら
なければ。今よりもっと要領よく、段取りよくね。

向き合う仕事が何であれ、物事の本質は変わらな
いようです。自分なりのバランス感覚を磨こうと、
覚束ない足元を見ながら考えています。「いい歳
」にはなったけれど、まだまだ先は長いようです。










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作業場では
さて作業場では、昨年の秋からお待ちいただいているテーブルの製作に取り掛かっ
ております。家具と小物のベストバランスは未だ掴みかねているのですが、納期に
関しても融通を聞いてくださるご依頼主の皆様のお陰で、こうして家具の仕事も続
けさせていただいております。家具仕事の「待ち」の間に小物仕事を挟み込む。な
るべくなら小物類の注文にも迅速にお応えしたい。日々是綱渡り、というヤツです。
ギリギリ一人でひっくり返すことの出来るサイズなのですが、怖いので嫁さんを呼
びます。ヘルニアに爆発されても困りますので。手狭な作業場では1600×900の天
板が一枚あるだけで動線が極端に狭くなり、参ってしまいます。昇降盤もまるで作
業台状態。「ごはんよー」と呼びにくるハルコはしょっちゅう天板にアタマをぶつ
けています(笑)。普段そこにないものがあるともうダメなようです(苦笑)。小
物とは少し違った緊張感が漂う家具製作。ここに来てようやく、一息ついています。

3月には和歌山での個展、4月からはクラフト展巡業が始まります。新たな出会い
のためにも、この時期の張り詰めた仕事が僕自身を調律する良い機会なようです。







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repair
岡山駅前のリットシティビル2FにありますTHE COFFEE BARさん。経費節減の
ためのなんちゃって自家焙煎コーヒーを普段飲みしている我々夫婦にとって「おい
しいコーヒー」という現実を理屈抜きで感じさせてくれる場所。昨年の5月頃から
Semi-Aco謹製の木のお皿をお使い頂いております。お店でのハードユースか空調
の加減か、はたまた木に残っていた応力のイタズラか、少々割れが入ってきたとの
こと。角皿の縁の欠けくらいなら補修も比較的簡単なのですが、今回の場合はそう
も行きません。エポキシ系のパテで埋めるという方法もなくはないのですが、やっ
ぱりこっちの方が雰囲気も出ますし。とは言え、お皿でやるのは初めての経験です。
10枚納品させて頂いた内の1枚なので上手くこの「契入」のお皿に出くわす確立
は低めではあるのですが、岡山駅にお越しの際は是非お立ち寄りください。こうい
うリペアも木のものと付き合う上でのスタンスの一つなのかな、と感じています。
手を加えることで「味」が増すもの。そういう物事と、肩肘張らずに飄々と付き合
ってゆければ、と日々願っています。自己満足なら自己満足らしく、笑いながら。








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UFO
new itemの「UFO」…ではなく、タオルハンガーの笠木と脚下の部材です。3台
分を加工、成形したところで突如作業場にUFOが出現!…しつこいですね。何とな
くそんな風にも見えた、というだけの話しです。脚(縦棒)の部材がないとこんな
風になってしまいます。この製品のデザインの「核」となる部分。あとはバランス。
以前にも書いたような気がするのですが、この「タオルハンガー」に関しては技術
的に難しいところは特になく、笠木と脚下の成形に一番手間が掛かるくらい。組立
の際に割れが出やすい笠木をしっかりと固定し、脚、脚下を一緒に圧締(クランプ
で押さえること)するための治具を誂えたことで、作業効率は格段に向上。ストレ
スなく作業に向かえます。今となっては散々悩み頭を抱えていたあの頃が懐かしい。
ほんの少しずつだとは言え、つくり手としての自身の成長が感じられる瞬間です。

台風も粗方明け、下界では暑い日が続いているようですが(僕の住む里山は朝晩涼
しい)くれぐれも体調など崩されませんようご自愛ください。これからが夏本番で
す。僕はといえば夏休みに突入した長男にペースを乱されないよう、細心の注意を
払いながらの日々です。先は長いのですが…。二学期よ、早く来い!









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1週間をきりました
さすがにここまで差し迫ってくると、PCの前にじっくりと腰を据える時間がほとん
どありません。すっかりとブログの更新がご無沙汰になってしまいました。睡眠時
間はグッと減ってはいますが、元気にしております。皆さんもお元気でしょうか?
「風」当日に向け、お持ちする製品のご紹介を、少しでも出来ればと考えています。
新たに写真を撮る余裕はないので、既に本ブログにて使用した写真が再び登場なん
てこともあるかとは思いますが、当日ご来場頂く皆様に、少しでもイメージを掴ん
でおいて頂ければこれ幸い。先日「工房からの風」のHP上でもご紹介して頂きまし
た。こちらも合わせてご覧下さい。稲垣さんの声が聞こえてくるような文章です。
「工房からの風」→
さあもう一踏ん張りです!






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