黄梅の雨
梅雨の別名なのだそうです、「黄梅の雨」。一昨日だったか近所
の大先輩に誘われ、毎年採らせてもらっている梅の実を収穫した
後だったので、この名前が妙にしっくりときます。今年は我家の
庭の小さな梅の木にも実がつき、僅かながら収穫できました。僕
らの住む地区では、田植えの済んだ頃の小休止みたいなものかな。とは言え、今年の僕は製作以外のことが全くと言っていいほど出
来ていません。田んぼに水を張る前の草刈りの手伝い然り、件の
梅採りに然り。庭草もぼうぼうに生い茂り、「マムシがいるかも
知れんから入るなよ!」と子ども達に注意するばかり。裏庭の垣
根(アカメ)だけはあまりにうっとおしくなって来たのでバッサ
リ切りました。ついでにクヌギ(多分)の枝を落としていたらク
ワガタの番いを発見。幼稚園帰りのハルコに採らせてあげました。
ヘンテコな名前をつけてハルコさん、可愛がっております。カン
タはもう慣れてしまっているのか、それほど興味を示してくれま
せん。確かに、飛騨時代から毎年何匹かゲットしていたような…。

話しが大幅に逸れましたが、何やかんや言いながらつくっており
ます。真面目に相当頑張って。受注分と来月の二人展のことを考
えるとのんびりしている暇はありません。燃尽きることなく、細
く長く、熾火のような状態をキープしていつでもメラメラ燃え上
がれるよう準備をしておきたいと思います。でも草刈らなきゃ…。











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ほぼほぼ…
見えてきました、完成が。前回の画像を組み立てるとこうなりま
す。角度がある分、せーの!で一気に組み立てねばならず往生し
ました。何せデカいので。こういう時真剣に憧れます、アシュラ
マン
に。手は2本しかないので簡単な当て木治具とクランプ、そ
して玄翁でもってじわじわ組んで行きます。緊張の一瞬なのです。ここんとこすっかり小物が中心になって、家具仕事の緊張感が半
端じゃありません(笑)。今回は普段ほとんど使わないブラック
チェリー仕様なので、緊張も一段と高まります。が、完璧です!
悩ましいのは作業場(の中でも作業台スペース)が狭過ぎて、脚
部と天板を同時に加工出来ないこと。粗方仕上げた脚部を玄関土
間(塗装場?)に運び、ようやく天板の板接ぎとなります。今回
は1100mmパイの丸テーブルなのですが、これ以上大きくなると
ホント厳しいかも。腰にも相談しないといけないし…。話しは画
像の天板に戻って。この辺りの作業になると普段あまり使わない
ジグソーやハンドルーターなんかが活躍してくれます。メッチャ
埃被ってましたが元気に動いてくれました。改めて木工って色ん
な道具が必要になってくるよなと感じた次第です。壊れもするし。

さて、小物の製作も挟み込みながら、丸テーブル仕事は仕上げの
オイル塗装に向かっております。納品は17日の予定。九州は福
岡なり!!…ま、東京よりは近いか。静岡辺りの感覚かな?九州
上陸は12年前の新婚旅行依頼!子ども達は勿論初上陸!一泊二
日の強行軍(勿論軽バンで)ではありますが、家族旅行を兼ねて
いつもの通りのんびり楽しく行こうと思います。台風来るなよ!








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丸テーブル
今日で9月が終わってしまいます。朝晩の冷え込
みがそれなりになってきました。今年も残すとこ
ろ後3ヶ月!って…毎年のことながら早いッスね。
さて作業場では、丸テーブルの製作に掛かってお
ります。今月の始めまではイベント目白押し状態
だったもので随分とお時間を頂いてしまったこの
お仕事。一月ほどイベントが空くこの時期にググ
っと集中しております。イベントや注文が重なる
のは何よりありがたいことなのですが、同時に新
しいものに挑戦したい、試してみたい、という想
いとのせめぎ合いが自分の中で頻繁に起こってい
るのも事実。4人家族の生活をキープしながら新
しいアイデアや試作にも没頭できる時間も持てる
ような、そんなゆとりある生活は夢のまた夢なの
でしょうか…。もうちょっとやり繰り上手になら
なければ。今よりもっと要領よく、段取りよくね。

向き合う仕事が何であれ、物事の本質は変わらな
いようです。自分なりのバランス感覚を磨こうと、
覚束ない足元を見ながら考えています。「いい歳
」にはなったけれど、まだまだ先は長いようです。










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作業場では
さて作業場では、昨年の秋からお待ちいただいているテーブルの製作に取り掛かっ
ております。家具と小物のベストバランスは未だ掴みかねているのですが、納期に
関しても融通を聞いてくださるご依頼主の皆様のお陰で、こうして家具の仕事も続
けさせていただいております。家具仕事の「待ち」の間に小物仕事を挟み込む。な
るべくなら小物類の注文にも迅速にお応えしたい。日々是綱渡り、というヤツです。
ギリギリ一人でひっくり返すことの出来るサイズなのですが、怖いので嫁さんを呼
びます。ヘルニアに爆発されても困りますので。手狭な作業場では1600×900の天
板が一枚あるだけで動線が極端に狭くなり、参ってしまいます。昇降盤もまるで作
業台状態。「ごはんよー」と呼びにくるハルコはしょっちゅう天板にアタマをぶつ
けています(笑)。普段そこにないものがあるともうダメなようです(苦笑)。小
物とは少し違った緊張感が漂う家具製作。ここに来てようやく、一息ついています。

3月には和歌山での個展、4月からはクラフト展巡業が始まります。新たな出会い
のためにも、この時期の張り詰めた仕事が僕自身を調律する良い機会なようです。







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repair
岡山駅前のリットシティビル2FにありますTHE COFFEE BARさん。経費節減の
ためのなんちゃって自家焙煎コーヒーを普段飲みしている我々夫婦にとって「おい
しいコーヒー」という現実を理屈抜きで感じさせてくれる場所。昨年の5月頃から
Semi-Aco謹製の木のお皿をお使い頂いております。お店でのハードユースか空調
の加減か、はたまた木に残っていた応力のイタズラか、少々割れが入ってきたとの
こと。角皿の縁の欠けくらいなら補修も比較的簡単なのですが、今回の場合はそう
も行きません。エポキシ系のパテで埋めるという方法もなくはないのですが、やっ
ぱりこっちの方が雰囲気も出ますし。とは言え、お皿でやるのは初めての経験です。
10枚納品させて頂いた内の1枚なので上手くこの「契入」のお皿に出くわす確立
は低めではあるのですが、岡山駅にお越しの際は是非お立ち寄りください。こうい
うリペアも木のものと付き合う上でのスタンスの一つなのかな、と感じています。
手を加えることで「味」が増すもの。そういう物事と、肩肘張らずに飄々と付き合
ってゆければ、と日々願っています。自己満足なら自己満足らしく、笑いながら。








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UFO
new itemの「UFO」…ではなく、タオルハンガーの笠木と脚下の部材です。3台
分を加工、成形したところで突如作業場にUFOが出現!…しつこいですね。何とな
くそんな風にも見えた、というだけの話しです。脚(縦棒)の部材がないとこんな
風になってしまいます。この製品のデザインの「核」となる部分。あとはバランス。
以前にも書いたような気がするのですが、この「タオルハンガー」に関しては技術
的に難しいところは特になく、笠木と脚下の成形に一番手間が掛かるくらい。組立
の際に割れが出やすい笠木をしっかりと固定し、脚、脚下を一緒に圧締(クランプ
で押さえること)するための治具を誂えたことで、作業効率は格段に向上。ストレ
スなく作業に向かえます。今となっては散々悩み頭を抱えていたあの頃が懐かしい。
ほんの少しずつだとは言え、つくり手としての自身の成長が感じられる瞬間です。

台風も粗方明け、下界では暑い日が続いているようですが(僕の住む里山は朝晩涼
しい)くれぐれも体調など崩されませんようご自愛ください。これからが夏本番で
す。僕はといえば夏休みに突入した長男にペースを乱されないよう、細心の注意を
払いながらの日々です。先は長いのですが…。二学期よ、早く来い!









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1週間をきりました
さすがにここまで差し迫ってくると、PCの前にじっくりと腰を据える時間がほとん
どありません。すっかりとブログの更新がご無沙汰になってしまいました。睡眠時
間はグッと減ってはいますが、元気にしております。皆さんもお元気でしょうか?
「風」当日に向け、お持ちする製品のご紹介を、少しでも出来ればと考えています。
新たに写真を撮る余裕はないので、既に本ブログにて使用した写真が再び登場なん
てこともあるかとは思いますが、当日ご来場頂く皆様に、少しでもイメージを掴ん
でおいて頂ければこれ幸い。先日「工房からの風」のHP上でもご紹介して頂きまし
た。こちらも合わせてご覧下さい。稲垣さんの声が聞こえてくるような文章です。
「工房からの風」→
さあもう一踏ん張りです!






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キャンバス
お盆も過ぎたというのに、ここ数日はとんでもない暑さと湿気に閉口しています。
地味〜な肉体労働が続くこのお仕事。脚組の目違払い(めちばらい:材の凹凸を平
滑に均すこと)をするだけでTシャツが汗でボトボトです。何度も言う通り、狭い
作業場。傾斜盤がにわか作業台に早変わりです。風が通れば少しは楽なのですが…。
元々は、2杯の引出しを備えた平机を学習机として定義し、その上で小振りなダイ
ニングテーブルとしても使えるようなデザインに落とし込んだのが、この学習テー
ブル。なのに最近は通常のダイニングテーブルのオーダーでもこの仕様でご依頼頂
くことが増えてきました。その場合は引出しを4杯備え付けます。学習テーブルの
場合は大小2杯の仕様です。ダイニングテーブルに引出しという発想は、そもそも
なかったのですが、それはそれで主婦的にはありがたいもののようです。実際どん
な風に使っておられるのか、今度伺ってみようかと思っています。ウチだったら…
チビどものオモチャの隠し場所かな?でも考えてみれば「自分だけの引出し」の存
在ってのも楽しいものかも知れません。小さな子ども達にとっては特にね。

学習テーブルも、そんな思いの延長線上にあります。机の上とその周辺は、紛れも
なく子ども達それぞれの世界です。なるべくなら、真っ白なキャンバスのような学
習机をつくりたい。便利な機能は一切ありません。不便な中にこそ、自由な発想の
種が隠れていると信じています。人の親になってたかだか7年足らずの僕ですが、
僕なりの思いなり考えなりが一つのカタチになった、そんな製品の一つなのです。








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つくる手
教科書には載っていないつくり方、親方や先輩に見られたら絶対に怒られる機械の
使い方。ケガをする覚悟と、しないための集中力が必要となる、いわば「邪道」。自己責任の上で、色々と試せる今の立場がとても気に入っています。「守破離」で
いうところの「破」といったところでしょうか。僕もいよいよ第2段階に突入です。
写真は今回もnon岡村氏によるもの。初めて見る加工風景は、彼女にとっても興味
深いものだったようで、「手元だけを」というオファーに見事に応えてくれました。
いつもその場の温度が伝わる、音までが聞こえてくるような「写真」をありがとう。
感謝しています。

そして業務連絡…。広島県福山市の「Bonheur」さんに、pan皿やカッティングコ
ースターなどの製品をお送りしました。お近くの方は、是非お運びください。和歌
山市の「ti.po」さんでの個展も開催中です。引き続き、よろしくお願い致します。





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段取り上手
家具づくりには色々な段取りがあります。短期集中、という訳
にはいかないこともしばしば。例えば椅子の場合、前脚と側貫
を組んでから座受けの部分の角度切りをして、ようやく側貫下、
後脚と組み立てる。そうして出来上がった側組みの左右一対で
背板と前後貫を挟み込む要領で、完組みとなる。分かり辛い?
とにかく接着が絡むものづくりには、養生時間というものが必
要になるのです。ひっつくまでは触れない。そんな隙(?)を
見つけては、接着の絡まないモノをやおら加工し始めるのです。
シンプルな加工が延々と続くカッティングコースターは、その
代表格。①木取りを済ませておく②加工を済ませておく③オイ
ルを塗り、拭き上げる。接着待ちの隙間には、どれかの作業を
グイッとねじ込む。言葉が悪いですね、生産性を落とさない!

思えばサラリーマン時代を含め、決して段取りが上手い方では
なかったような気がします。あくまで人並みです。木工の世界
に足を踏み入れてからは、仕事のスピードに意識を持ってくる
ように心懸けてきました。加工精度の維持は勿論、人よりも早
く仕事を進めることができれば、独立したときに確かな武器に
なる、という発想からです。目論見は上手くいっていたはずな
のですが、移住後、つまり独立後はそのスピードが鈍ってきた
ように感じています。ミスは増えていない。ということは、仕
事に慎重さが増した、確認する回数が増えた、ということなの
だと思う。これはこれで、悪い傾向ではないと認識しています。

で、目指すは今回のタイトル「段取り上手」です。生産性だけ
を優先するつもりは更々ないのですが、自分なりに考え工夫す
る作業は多分死ぬまで続けてゆくべきだと思うし、何となくつ
くってる、何となく生活できてる、という妙なスパイラルにだ
けは巻き込まれたくないと、常々願っているのです。下半期の
テーマは「段取り上手」になること。これもまた、個人事業主
の醍醐味の一つかと。性格的にも向いているようです。僕(と
嫁さん)には個人事業主という生き方が。







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