つくる、つくる、つくる
先週末のゆくりさんでの在廊、お運び頂いた皆様、お買い求め頂
いた皆様、そして日曜にはパンの販売をしてくださったHOHOさ
んにも、ありがとうございました。予想よりも一週間早くやって
来た桜の満開に、慌ててお花見に出掛けられた方も多かったので
はないのでしょうか?それで良いと思います(笑)。桜の見頃は
本当に短い。でもゆくりさんでの展示は今月末まで続きます。優
先順位としては「お花見」で間違いないと思います、ハイ(笑)。
お陰様でゆったりとしたペースでお客様とお話ししながら、製品
を手に取って頂くことができました。世の中には整理券を配って
入場制限をかけながらの展示もあると耳にしますが、きっとどこ
か遠くの世界のお話しなのでしょう。僕にはこれくらいのペース
が性に合ってます。普通の人間(僕)が、世の中に数多ある職業
の中からたまたまたどり着いたのが今の僕の「ものづくり」とい
う仕事なのであって、何ら特別なものではない。そこだけはキチ
ンとお伝えしておきたいのです。普通のオッサンなのですから。

何のこっちゃな話しになりましたが…ゆくりさんでの展示は今月
末まで続きます。17日のワークショップは満席になってしまっ
たようですが、会期はまだまだございますので一度といわず二度
三度、ゆくりさんまでお運びください。よろしくお願い致します。

そして21日(土)からは滋賀県野洲市のsavi no niwaさんでも
二人展が始まります。ここに来てルーターの長期故障がジワジワ
効いてきていますが(汗)、雑念を取り払って制作に集中してお
ります。つくる、つくる、つくる日々。普段通りの日常なのです。











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復活(暫定的)!
故障から一ヶ月と二週間、移住後お世話になっている機械屋さん
からルーターヘッドの修理見積もりの連絡が来た。機械屋さんの
方ではバラせず、メーカーに送ったと聞いた時から嫌な予感(確
信)はあったものの、送ってしまったものは仕方がないので見積
もりを待つことに。「ウチではバラせないのでメーカーに送って
良いですか?」と送る前に確認してくれればその時点で別の行動
にも移れたのですが…。案の定、中古で購入した本体価格よりも
だいぶ高い修理見積もりが。営業さんに「とりあえずペンディン
グで」と伝え、なるべくやりたくはなかったのですが飛騨で世話
になっていた機械屋の社長に電話してみる。事情を話し高額な見
積もりが出ていると伝えると「そんなん払わんでええ。ルーター
ヘッド送ってやるで、それ付けときゃええ。」そこからの展開は
早かった。事実、社長に電話した日、つまりは岡山の機械屋さん
から見積もりが届いた日の2日後には、別の個体から取り外した
ルーターヘッドが届き、とりあえず作業を再開することができた。

木工どころという土地柄か「機械の故障」という事態に対しての
危機感が飛騨の機械屋さんは高い気がする。作業できないという
事態がどれだけ深刻に生活を圧迫するか、当然のように知ってい
るのだと思う。とりあえず作業が再開できる方法を最優先で考え
てくれる。我々にとって、そんな感覚を共有してくれる機械屋さ
んの存在はやっぱり何よりも頼もしいし、単純に救われるのです。では何故最初から飛騨の機械屋さんに連絡しなかったのか。移住
して来て以来、なるべくならこの土地の機械屋さんのお世話にな
るのが自然なことだと考えたから。事実、サンダーのモーターが
焼けた時もルーターのベルトが切れた時も、修理をお願いしたの
は件の岡山の機械屋さんでした。スピード感はさて置き、キチン
と対応してくれるし消耗品の注文もお願いしてきました。僕の性
格上、例えば相見積もりを取ったりするのは好きじゃないし、プ
ラン2(今回の場合は飛騨の機械屋)はアタマの片隅に置いてお
く程度に止めておきたかった。この辺りが僕の経営者としての弱
さなのでしょう(苦笑)。実際途中からどこまで引っ張るのかと
ことん付き合ってやろうなどと楽しんでしまっていた節もあるし。

今回のミスは単純に「ベアリングの破損」程度の故障で、簡単な
修理の分類だと僕が判断してしまったこと。勉強になりました。

タイトルに(暫定的)と入れたのは、とりあえず送ってくれたル
ーターヘッドの方が古い個体で作動音にやや不安があることを伝
えると、元々ついていたものを飛騨に送り、修理後返送してもら
ってもう一度付け替える、という話しに落ち着いたから。それで
も岡山の機械屋さんからの見積もりの約4分の1の金額ですんだ
のだから御の字です。パッチワーク状態のルーターでガンガン作
業中です。音が高いので少々怖いですが、ここからフル回転です!











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ルーター休暇中
1月末のこと。作業中のルーターマシンから異音が。「ゴー、ギ
ャギャギャギャ!」。「あ、これヤバいヤツ」と思った瞬間ドン
ッ!と軸がストップ。慌てて電源を切り手で軸を回転させてみる
も相当な負荷が。多分ベアリングが逝ってしまったな…。以前布
製のベルトが切れた際にもお願いした機械屋さんに電話してみる。
が、繋がらない。「月末やし忙しいんやろな…」と思い、翌日念
のため事務所にも来訪依頼のメッセージを残す。事務員さんが「
今本当にバタバタしていてすぐにはお伺いできないかも…」と遠
慮勝ちにおっしゃるので「急ぎはしませんのでお時間ある時で結
構ですよ」と伝える。飛騨で機械一式を揃えて持ち込んだ僕とし
ては、修理と消耗品の細かい仕事だけ、つまりはこっちの都合だ
けの我が侭な依頼ばかりをしているという自覚がある分、無理は
言えません。言える人は言えちゃうんでしょうが、僕には無理。
後日携帯が繋がり、担当の方と状況を話すことができたのですが
「社員が一人辞めて業務が回りきっていない」とのこと。担当の
エリアが広く、一ヶ所で掛かる時間が読み切れない仕事。改めて、
飛騨が特殊な土地だったのだと思い知る。色々な意味で、融通が
効いていた。でも僕が腰を据えた場所には、この場所のスタイル
がある。僕自身の感覚を改めていくしかない。一人で仕事をして
いるとなかなか直面する機会が少ないのですが、人材不足の波は
静かに広がっているのだろうな、と感じてしまいます。数ではな
く、質の方の話し。「戦力」として考えられる人材。子ども達が
働き始める頃の世の中を想い、どんな大人に成長するべきか、最
近よく考えてしまいます。答えなんて出てこないないのですが…。

スッキリ復活する日を心待ちにしつつ、ルーターさん休暇中です。











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試作楽しや
来春の展示に向け、ゴソゴソと試作を始めております。思えばこ
こ数年、じっくりと試作に向き合う時間はほとんどありませんで
した。同じものを同じようにつくることに抵抗は無い方なのです
が、不意にやってくる閃きやアイデアをカタチにできないフラス
トレーションが無かったと言えば嘘になる。つくり手あるあるか
も知れませんが、ものをつくりながら、手を動かしながら、その
対象物とはまるで違うモノのことを考えていたりする。「あれを
こうやったら面白いんじゃないか」、「あれをこう使えばこんな
加工が出来るんじゃないか」、「あの刃物を使えばいい感じにな
るんじゃないか」等々…。そうやってストックしてきたアイデア
やイメージをやっとカタチにできる。一番面白い時かも知れない。
色々とつくってみて、どれが定番に昇格するかは分からないけれ
ど、取り敢えずはカタチにしてみる。そしてしばらくは手元に置
いて実際に使ってみる。そこから得られる情報を加味して、最終
的に判断する。ヤバい。楽しい。売るあても無く、売れる確証も
ないままものづくりに深く没頭していた飛騨時代を思い出し、苦
笑する。色々と変わったようで、意外と何にも変わっていないの
かも知れないと思い、作業場で一人声を出して笑ってしまった。

試作は楽しい。












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計算してみる
ここ最近、4月のゆくりさんでの個展でご注文頂いた彫り盆をコ
ツコツ彫っていました。ようやくすべての工程が終了し、発送の
段取りへと移りつつあります。画像は一回目のオイル塗装の風景。
木地がグッとオイルを吸い込み、木目がより鮮明に現れる瞬間は
制作の最終局面、いわばハイライトです。ワークショップとかだ
と一番の盛り上がりを見せる場面なのですが、嫁さんにとっては
まるで流れ作業のように手際よく、愛情を持って進んでゆきます。つい魔が差したというか…よせば良いのに計算してしまいました。
このお盆の彫りを直線距離で計算したらどれくらいの長さを彫っ
ているんだろう…。ふとよぎった素朴な疑問から目を逸らせずに。

お盆のサイズは縦28cm、横36cm。
1本の彫りの長さが25.5cmで、それが37本

25.5 × 37 = 943.5(cm)= 9m43cm5mm

9メーター超えか!平均的なマンションの4階の高さに相当する
そうです。3ナンバーの乗用車2台分の長さ(縦列駐車でね)く
らいですって。ハハ!やっぱり計算するんじゃなかったよ(笑)。
週明けにはゆくりさんに向け発送予定です。お待ち頂いている皆
様、今暫くお待ちください。こう見えて、楽しんでいるんですよ。











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メインテナンス
今夜からスヴェイルファニチャーさんでのweb展が、明日からは
徳島のnagayaさんでの三人展がそれぞれ始まります。たくさん
つくってたくさん(嫁さんが)発送して、暫し放心状態。ちょっ
とした腑抜けになってます、ハイ。ぶわーっと痺れたようなアタ
マと身体では怪我のリスクが高くなる。こんな時は酷使した機械
のメインテナンス。手押しと自動の刃物を研いで微調整するぞい。
こちらは夏の初めに譲ってもらった研磨機。サビッサビですが僕
のところへ来る直前までも現役バリバリで働いていた代物。僕の
機械選びでは重要なポイントです。妙に小綺麗な中古機械より、
ついこないだまで動いていた中古機械の方が頼りになる気がする
のです。新品に手が出せるほどの余裕は全く以てないですしね。角度を変えて仕上げ磨きの真っ最中!の画像。サビ防止のクーラ
ント入りの水を循環させ、焼き戻りを防ぎながらの仕上研磨です。手押しの刃物交換は楽チンです。直後の削り肌は艶っつやでテン
ションが上がります。でも自動(鉋盤)の調整は色々と厄介です。
写真撮る余裕もなく黙々と微調整です(笑)。夕方には何とか納
得のゆくレベルにまで持って行くことができ一安心。気になって
いた点も幾つか改善されました。刃物が切れる状態だと音が違い
ます。少し静かになって、何だか良い音になったように聞こえる
から不思議です。自己満足全開の世界。作業場に笑顔が溢れます。
僕しかいませんが…。さあ、今日からまた仕事です。つくろう!
 










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お疲れ!
9月になってしまいました。スゴく暑かったけど、短い夏だった
ように感じます。昨日辺りから急激に朝晩の空気が変わりました。
まさしく「秋のそれ」です。この夏も頑張ってくれた扇風機(工
業扇)。作業場の中で一番頑張ってくれた設備かも知れません。
どうしてもオレンジ色のプラスチック製の羽根が気に入らず、こ
の金属扇を探し出して何年か前に購入しました。金属扇で尚且つ
密閉式のため、値段はオレンジ羽根よりも高かったけれど、大い
に気に入っています。購入を許可してくれた嫁さんに感謝です。
モノを選ぶとき、僕はほとんど迷いません。迷うとしたら、これ
よりももっと良いものがないか、もう少し調べてみようかな…と
迷うくらい。コンビニで買う缶コーヒーでも、回転寿司で回って
いるお寿司でも、身の回りにあるほとんどすべてのモノを自分で
選び、決めることが出来ます。誰だって普段からやっていること
であって、少なくとも僕には僕なりの理由があります。そしてそ
の積み重ねの上に僕という人間がいて、僕がつくる木製品がある。
言い替えれば、その人が選ぶモノをみれば、その人の人となりも
見えてくる。僕が面白そうだなと感じてしまう人は、往往にして
身の回りのものからして面白い。別に高級なものじゃなくていい。
流行りのものである必要もない。それでいて決して鼻につく感じ
がなくて、絶妙に「熟れている」。そんな人は大体が魅力的です。

日々の生活の中にある「選択」を大切にしたいと思う。身の丈に
あった中で、自分が心地良く感じられるモノの中に身を置くこと
で見えてくるもの、確立されてゆくものがきっとあるように思う。

我が作業場の工業扇。今年もお疲れ!終うのはのはまだ早いかい?












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黄梅の雨
梅雨の別名なのだそうです、「黄梅の雨」。一昨日だったか近所
の大先輩に誘われ、毎年採らせてもらっている梅の実を収穫した
後だったので、この名前が妙にしっくりときます。今年は我家の
庭の小さな梅の木にも実がつき、僅かながら収穫できました。僕
らの住む地区では、田植えの済んだ頃の小休止みたいなものかな。とは言え、今年の僕は製作以外のことが全くと言っていいほど出
来ていません。田んぼに水を張る前の草刈りの手伝い然り、件の
梅採りに然り。庭草もぼうぼうに生い茂り、「マムシがいるかも
知れんから入るなよ!」と子ども達に注意するばかり。裏庭の垣
根(アカメ)だけはあまりにうっとおしくなって来たのでバッサ
リ切りました。ついでにクヌギ(多分)の枝を落としていたらク
ワガタの番いを発見。幼稚園帰りのハルコに採らせてあげました。
ヘンテコな名前をつけてハルコさん、可愛がっております。カン
タはもう慣れてしまっているのか、それほど興味を示してくれま
せん。確かに、飛騨時代から毎年何匹かゲットしていたような…。

話しが大幅に逸れましたが、何やかんや言いながらつくっており
ます。真面目に相当頑張って。受注分と来月の二人展のことを考
えるとのんびりしている暇はありません。燃尽きることなく、細
く長く、熾火のような状態をキープしていつでもメラメラ燃え上
がれるよう準備をしておきたいと思います。でも草刈らなきゃ…。











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ほぼほぼ…
見えてきました、完成が。前回の画像を組み立てるとこうなりま
す。角度がある分、せーの!で一気に組み立てねばならず往生し
ました。何せデカいので。こういう時真剣に憧れます、アシュラ
マン
に。手は2本しかないので簡単な当て木治具とクランプ、そ
して玄翁でもってじわじわ組んで行きます。緊張の一瞬なのです。ここんとこすっかり小物が中心になって、家具仕事の緊張感が半
端じゃありません(笑)。今回は普段ほとんど使わないブラック
チェリー仕様なので、緊張も一段と高まります。が、完璧です!
悩ましいのは作業場(の中でも作業台スペース)が狭過ぎて、脚
部と天板を同時に加工出来ないこと。粗方仕上げた脚部を玄関土
間(塗装場?)に運び、ようやく天板の板接ぎとなります。今回
は1100mmパイの丸テーブルなのですが、これ以上大きくなると
ホント厳しいかも。腰にも相談しないといけないし…。話しは画
像の天板に戻って。この辺りの作業になると普段あまり使わない
ジグソーやハンドルーターなんかが活躍してくれます。メッチャ
埃被ってましたが元気に動いてくれました。改めて木工って色ん
な道具が必要になってくるよなと感じた次第です。壊れもするし。

さて、小物の製作も挟み込みながら、丸テーブル仕事は仕上げの
オイル塗装に向かっております。納品は17日の予定。九州は福
岡なり!!…ま、東京よりは近いか。静岡辺りの感覚かな?九州
上陸は12年前の新婚旅行依頼!子ども達は勿論初上陸!一泊二
日の強行軍(勿論軽バンで)ではありますが、家族旅行を兼ねて
いつもの通りのんびり楽しく行こうと思います。台風来るなよ!








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丸テーブル
今日で9月が終わってしまいます。朝晩の冷え込
みがそれなりになってきました。今年も残すとこ
ろ後3ヶ月!って…毎年のことながら早いッスね。
さて作業場では、丸テーブルの製作に掛かってお
ります。今月の始めまではイベント目白押し状態
だったもので随分とお時間を頂いてしまったこの
お仕事。一月ほどイベントが空くこの時期にググ
っと集中しております。イベントや注文が重なる
のは何よりありがたいことなのですが、同時に新
しいものに挑戦したい、試してみたい、という想
いとのせめぎ合いが自分の中で頻繁に起こってい
るのも事実。4人家族の生活をキープしながら新
しいアイデアや試作にも没頭できる時間も持てる
ような、そんなゆとりある生活は夢のまた夢なの
でしょうか…。もうちょっとやり繰り上手になら
なければ。今よりもっと要領よく、段取りよくね。

向き合う仕事が何であれ、物事の本質は変わらな
いようです。自分なりのバランス感覚を磨こうと、
覚束ない足元を見ながら考えています。「いい歳
」にはなったけれど、まだまだ先は長いようです。










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