僕の仕事
ワークショップというものに、特に思い入れがあ
ったという訳ではなかったように記憶しています。
そもそも「何かワークショップできる?」と聞か
れてその都度準備した、という感じ。しっかりと
木の板に彫刻刀で彫りを入れてお皿として仕上げ、
出来上がったお皿を使ってお茶とお菓子を頂く、
というスタイルが出来上がるまでには紆余曲折も
あったように記憶しています。曖昧な記憶ですが。この画像はへゼリヒさんでのワークショップ午前
の部にご参加くださった方々の作品。僕が口を酸
っぱくして言うのが「正解はない」ということと
「全部違うのが面白い」ということ。木工教室じ
ゃないんだから、キレイに上手につくることだけ
が目的じゃあない。同じクルミの板と同じ彫刻刀
を用意して始めても、間違いなく個性が出る。隠
そうとしても滲みでてくるものが。勿論、技量の
差や手先の器用さなんかで上手い下手は出てくる
かも知れないけれど、等しく「愛着」は得られる
はず。それが木の器とざっくばらんに付き合う入
り口になれば嬉しいし、すでに普段の生活に取り
入れておられる方にとっての新鮮な発見に繋がれ
ばそれも嬉しい。切っ掛けの場、であって欲しい。
こちらは午後の部の皆さんの作品。午前午後とも
力作揃いです。一生懸命で大らかで、皆素敵です。

モノをつくって売ることが、端的言うと僕の仕事
です。でもそれだけじゃ会社辞めて、安定した生
活を辞退してまで人生を方向転換した意味がない。
イヤ、意味がない訳じゃないけど、何か勿体ない。
ワークショップに参加して頂いて、ほんの数時間
普段使わない筋肉をフル活動して木の板を彫って
頂く。いつしか目の前の木の板と彫刻刀にだけ神
経が集中していって、つかの間非日常な時間が流
れる。そしてワークショップが終わった後に、我
々つくり手が生み出す作品たちの見え方、捉え方
が、ほんの少しでも変化していれば、と願うので
す。決して「どんなもんだい!」と自慢したい訳
ではありません。ただシンプルに、経験したから
こそ、多少なりとも苦労をしたからこそ見えるも
の、想像できるものが、きっとあるはずなのです。

きよし師匠じゃありませんが、小さなことからコ
ツコツと。僕がこの仕事を通じて出会った続けて
行きたいと願うことの一つが、ワークショップな
のです。展示を含め、可能な限り全国どちらでも
参ります。小学生以来の彫刻刀を握りしめ、木の
板を彫ってみませんか?つかの間の、非日常です。















 
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バタバタと逃げてゆく如月
建国記念日の翌日あたりだったでしょうか。その前の週くらいか
ら調子の悪かった我が家のMacが、約8年の寿命を全うし永眠さ
れました。インスタには嫁さんが上げていたのですでにご存じの
方もいらっしゃったかも。で、新しいパソコンをどうしようかと
検討しつつ、22日から始まったへゼリヒさんでの個展の準備に
忙殺され、やっと注文したものの納品は23日とのメールが。そ
のタイミングは東京なので連休明けの25日に受け取り日を変更
して、ようやく新しいパソコンが到着。設定やら何やら微妙に使
い勝手の変ってしまったMacのご機嫌がよくなったのが今日のお
昼頃のこと。ようやくです。約2週間のパソ無し生活、長かった。という諸般の事情を言い訳に、色々とメールでの返信や連絡、告
知等でご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます。
自分自身のための記録としても、マメに続けてきた「チルチンび
と広場」への掲載依頼も今回は滞ってしまいましたが、荒川区西
尾久の「へゼリヒ」さんにて開催しております個展、22日の土
曜日に初日を迎え、すでに会期は後半に差しかかっております。

「Semi-Aco 加賀雅之 個展」
2月22日(土)〜29日(土)12〜17時
心地の良い暮らしのお店「 へゼリヒ」
東京都荒川区西尾久4-12-34 コーポ庄子101

23日にはワークショップを午前と午後の2コマ開催させていた
だき、いずれも甲乙つけ難い素敵な仕上りに活力を分けていただ
きました。新型コロナウイルスの影響で電車もどこかしこも普段
よりは人が少なく感じられた東京でしたが、個人的には普段通り
きちんと食べてきちんと眠るという日常生活を大切に、慌てず騒
がず過ごせればと願っています。努めて冷静に、努めて平常心で。












 
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ブーム
ブームという言葉を聞くたびに、中学生の頃aiwaのウォークマン
(勿論カセットテープ)で聞きまくっていたタイマーズの楽曲を
思い出す。そう、キヨシロー。YouTubeで探せば簡単に聞き返せ
る時代は、確かに30年前より進歩しているのだと思う。でも2
020年、45歳になった今改めて歌詞を読み返してみると、本
当に人類は進歩したんだろうかと腹の底から笑ってしまう。踊る
阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そん!とばかりにビン
ジョーする人々。ブームに陰りを感じたのならば、ビジネスとし
て向き合うのならば、いっそ潔く見切りを付けて時代の二手、三
手先を見据えて動けばいい。やめ時を見極めるのも経営者にとっ
て大切な才覚。もしそのお仕事に、ビジネス以上の何かしらを投
影しているのならば、ブームが来ようがバブルが弾けようが、な
んにも飾らず期待せず、横目で春を見送ろう(これは長渕)、っ
て気構えこそが大切だと思うのです。長く続けたいと願うならね。「ブーム」や「ビジネス」、「時代」なんかの影響をなるべく受
けずに居られるよう、ギリギリ暮らして行けそうな小商いとして、
木工という生業を選んだ僕。今更ブームが去ったとか言われても
「はいそうですか」としか返す言葉もなく、じゃあまた違うビジ
ネスでもって…と簡単に切り替えられる訳もなく。僭越ながらそ
んなぬるい覚悟で人生の進路変更を決断したつもりはないのです。

そもそもブームなんて物が本当にあったのかさえ分かっていない
僕のような「隅っこ暮らし」作家にとっては、当然のことながら
さしたる影響もなく「フーン」の一言で終わってしまい兼ねない
話題。我が家のブレーン、嫁さんからそんな話を聞いたところで
「へー、そうなんや」と別段広がることもなく終了(笑)。アン
テナが低いのもそういう意味では役に立っているのかもしれない。

去年のワールドカップでラグビーが大流行りしましたよね。あれ
も多分ブームなのだと思うのです。で、もし仮にそのブームが去
ったとして、それを理由にラグビーそのものを辞めてしまうプレ
ーヤーは居ないと思うのです。スポンサーやにわかファンの一部
が離れることはあったとしても。そしてそういう時にこそ、自分
だけでなく周りも含め、色々なものが見えてくる気がするのです。

僕はやっぱりプレーヤーでありたい。そして色んなしがらみに抗
って、こんな歌を歌い続けた忌野清志郎は、シンプルに格好いい。













 
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雪のない冬
美作の古家に越して来たとき、一月上旬の変なタイミングでの引
っ越しだったから尚更なのですが、ご近所さんから「ここは寒い
じゃろ」とたくさんお声を掛けていただきました。温暖な岡山の
中で「県北エリア」にカテゴライズされがちな美作市は、中山間
地域という環境も相まって「寒いところ」というイメージを抱い
ておられる方が多い様子。聞けば実際に5〜60年前は(ご近所
さんが小さかった頃は)それなりに雪も降ったのだそう。とはい
え、豪雪の中スキーウェアを着た友人たちに見送られながら飛騨
を後にした我々にとってみれば、雪のない道路も氷柱のない軒先
も、とてもじゃないが「寒い土地」というイメージにはつながら
ない。「ご冗談を!」とまでは言えないので「飛騨から来たんで
大丈夫ですよ」などと言いながら、色々な意味で快適に暮らして
いたもんです。道路に雪がない安心感ったらないですしね(笑)。そして気がつけば美作暮らしも早8年。9年目に突入です。いつ
の間にやら身体も馴染んで(?)こっちの冬も十分寒いと感じる
ようになりました。年に1〜2回だけ降る雪がちょっと懐かしく
嬉しかったりもして。実は今週末ボーイスカウトの雪中キャンプ
の予定があって、子ども達は2年ぶりのスキーを楽しみにしてい
たのですが、深刻な雪不足のため早々に中止が決定しました。会
場となる予定だった蒜山高原ではオープンを見合わせているスキ
ー場がほとんどで、各方面で大変な影響が出ているのではないか
と心配になります。夏の異常な暑さにゲリラ豪雨、加えて深刻な
雪不足となると、改めて「地球温暖化」って言葉の怖さを肌で感
じてしまいます。近い将来、より深刻で直接的な影響を感じるこ
とも増えてゆくのでしょうね。人間がコントロールしていたつも
りが、その実より強大な何かにコントロールされていた、なんて
まるでSFみたいな話。笑い話じゃなくなったりするのでしょうか。
妙に寒くない1月の早朝に、そんなこと考えてみたりしています。













 
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ヒカリ
どちらかというと、ガンガンに日の当たる場所よりも少し日陰
を歩きたい。ピンスポットライトが当たるような場所には居心
地の悪さしか感じないタイプの人間。そもそもたくさんの人に
認めてもらいたいという欲求より、この人とこの人くらいには
受け入れてもらえるかも、という狭い隙間みたいなところをず
っと意識しながらものづくりをしてきたような気も。僕自身と
してはすごく自然な感覚で、ごく当たり前のスタンスなのです。

さすがにだいぶ慣れてはきたけど、ワークショップでたくさん
の参加者の前で話すのも得意ではありませんし、そんな時は冬
だろうが何だろうが噴き出してくる額の汗が止まりません(笑)。



なので「HEBEL HAUS」さんのCM出演オファーを頂いた時、
「よくウチを見つけてくれたな」というのが正直な感想でした。
5年前、10年前ならいざ知らず、今はストレートな彫りをガ
ッツリやってる木工作家さんはたくさんいらっしゃるし、有名
な、影響力のある作家さんもたくさんおられるのだから、僕に
決まることはないだろうと判断し、安易に「いいっすよ!」と
返信してしまいました。相見積もりじゃないけど、勝手に複数
の作家さんに声を掛けているものとばかり思っていましたし…。

撮影は12月半ばの半日ほど。ハイエースとリフト付きの2ト
ントラック、マイクロバスで山間の古家にやって来たスタッフ
さんは総勢17名!作業場の内外で煌々と照明がたかれ、ガン
ツ(漫画)の武器に出てきそうな装着するタイプのカメラや、
その場で組み上げられるレールの上をスライドしながら撮影す
る機材など、自分の作業場なのに不用意にキョロキョロし過ぎ
ないようガマンするのが大変なほどでした(笑)。そんなとん
でもなく「非日常」な空間の中、思った以上に普段通りに過ご
せたのは、そこに居る全員が紛れもなくプロの職人だったから。
おかげで僕も材と刃物にだけ意識を集中し、いつもと同じリズ
ムで掘り進めることができたし、余計な力も入らずに済んだ。

全くの異業種とはいえ、プロの職人集団の中に身を置く瞬間は
やっぱり心地いい。僕はお盆を掘り、それぞれがそれぞれの役
割を高いレベルで全うする。ほんの少しだけ、嫉妬したりする。

撮影後、監督さんと少しだけ立ち話をする。彼(同世代?多分
若い、というか皆んな都会的でシュッとしてる!ウチの半径2
0キロ圏内にはいそうにない人たちばかり!!)も若い頃は自
分一人だけで映像作品を作ろうとしていたそう。「でもやっぱ
り一人じゃできないんですよね。加賀さんもそうでしょ?」と。
痛いところを突いてくる(笑)。ホントその通りで、家族は勿
論、僕の作品を置いてくださっているお店や展示をさせてくだ
さるギャラリーのオーナーさんやスタッフの皆さん、もっと言
えば宅配業者の方々も含め、多くの人々の協力(お仕事)がな
ければ僕たち家族の生活はままならない。材料を買いに行く製
材所さんだってそう。「作家」として「独立」してるなんて偉
そうに言ったところで、結局一人で完結できている訳じゃない
ですしね。監督さんという立ち位置の片鱗を感じた瞬間でした。

ほんの一瞬の出来事なので気づかれることは先ずないかとは思
いますが、CMそのものはとても洗練されていて格好良いです!
備前の木村肇さんや玉野の十河隆史さんも出演されてます。改
めて、何で僕が出ているんだろう?そしてウチにテレビがなく
てよかった(笑)。家族でテレビ見てて自分が出てくるなんて
想像もつかないし、どんな顔していいか分からんしね(笑)。

たまたま差し込んできたヒカリに少し体温が上がったのも事実。
今回の件に関わってくださった全ての人々に、感謝しています。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。














 
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2020 初春
明けましておめでとうございます。

京都、堺、児島、と

帰省ツアーを無事終えて美作の古家に戻ってきました。

ほんの少しですが、やっぱり古い家は寒い(笑)。


充実した2019年の勢いをそのままに、

2020年も真面目にコツコツと。

イメージは「細く長く」。それでいてしっかりと。

中2になるカンタと小4になるハルコに負けないよう

ゆっくりでいいから、僕もマイペースに成長できればと思っています。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さあ「ものづくる日々」、始動です。












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2019年の終わりに
毎年恒例の消防団年末夜警が始まっています。普段通り変わらず
仕事をしていても、ラジオからは「今年最後の放送です」とか「
どうぞ良いお年を」なんて台詞が聞こえてきて否応なしに年の瀬
を感じさせられます。年明け納品分の進捗を睨みつつ、30日か
31日にザッと作業場を掃除して仕事納めといきたいところです。2019年。何と言うか、とても忙しくさせて頂いた1年でした。
そして、その忙しさに色々なものがちゃんと付いてきてくれる様
になった、と感じられた1年でした。これまではどこか空回りし
ていたり、頑張ってはいるんやけど…という部分が否めなかった。
勿論、それは僕自身が望んできたことでもあって、最短距離が必
ずしも正しい道だとは限らないという思いから、その都度選んで
きた一つ一つの選択肢を積み重ねてきた結果であって。もっと上
手いやり方もきっとあるのだろうけれど、それを選ばないという
選択ができることこそが、個人事業主の最大のメリットなんじゃ
ないのかと思っています。個人的にね。みんなが進みたがるよう
な道ばっか選んでたら個性なんて多分育たないだろうし、気がつ
かないうちに消費の対象になってしまうのも困る。華やかな世界
を横目に、マイペースでゆっくりと歩いていこうと思っています。

美作の古家に越して来てもうじき丸8年。年が明けたらじきに9
年目に突入です。「お天道様」だけじゃなく、ちゃんと見ていて
くれる人、見つけ出してくれる人がいてくれるという現実に心か
ら感謝しつつ、家族4人で2020年を迎えたいと思います。

2019年も本当にありがとうございました。2020年もまた、
引き続きよろしくお願い致します。どうぞ良いお年を。












 
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なるほどね
兵庫県たつの市のWorkshop Gallery kotiさんと、香川県高松
市のkitahama blue storiesさんでの展示が無事終了しました。
お運び頂いた皆様、お買い求め頂いた皆様、そしてオーナー並び
にスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。今回はそ
れぞれのお店で木のお皿を彫るワークショップを開催させて頂き、
総勢22名の方々と楽しい時を過ごさせて頂くことができました。上の2枚はkotiさんでの様子。初めての展示とWSだったので少し
不安もありましたが、終始賑やかな雰囲気のまま皆さん無事完成!そしてこちらがblue storiesさんでの様子。去年とはお店の内装
が変わっていたけれど、勝手知ったる雰囲気の中終始リラックス
しつつ…。こちらも格好良く、個性の際立った力作が揃いました!

ワークショップをすることの意義みたいなものは自分なりに持って
いて、都度そんな話しも添えさせてもらったりしています。SNSで
格好良く作文すればそれなりに広まったりもするのかも知れません
が、苦労をして、汗かきながらでなきゃ上手く伝わらないこと、実
感が伴わないこともあるような気がしています。願わくば「なるほ
どね」と思って欲しい。腑に落ちて欲しい。WS自体はそのための
作業工程というか。情報が溢れ過ぎている昨今、記憶にとどめても
らうためには手を、身体を、集中力をフルで働かせてもらう必要が
あるような気がするのです。ご興味のある方は是非次回のご参加を。













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一生もの
岡山に移住したての頃、7年前くらいだったでしょうか。当時は
まだ全然普通に家具もつくっていました。今ではすっかり木の小
物屋さんですが。作業場の狭さや一人でつくれる量、大きさの限
界、見せる場所の必要性などなど…。色々と考えているうちにい
つの間にか今のような小物中心のスタイルへと変換してゆきまし
た。元々好きだったんでしょうね、小物も。最近はテーブルウェ
ア系が多くなってきてますが、雑貨っぽいものも嫌いではありま
せん。流行り廃りを気にする方ではないので、きっと今後もつく
りたいと思ったもの、つくって欲しいと求められたものを、ボチ
ボチとつくっていくのだろうな、などと考えていたりするこの頃。画像のイスはまさに7年ほど前につくらせていただいたもの。後
脚の座貫のホゾが緩んできたとご相談を受け、静岡からわざわざ
3脚送って頂きメンテナンスも兼ねて補修させていただくことに。緩んでいた部分を一旦バラして古い接着剤を削り落とす。痩せた
ホゾに薄い板を圧着し、新たに接着剤を塗って再び組み直し圧着。しっかりと磨き上げた後、蜜蝋ワックスを塗込んで仕上げて完了。

よく木の家具は「一生もの」なんて話しを耳にします。これはあ
くまで僕個人の考えなのですが…。木の家具に限らず「一生もの
」という言葉を「一生壊れない」、「メンテナンスフリー」とい
う意味なのだと誤解されている方もいらっしゃるのですが、本来
は修理しながら、メンテナンスしながら長く使い続けてゆくもの
こそが本来の意味での「一生もの」なのだと思うのです。例えば
それが家であったりクルマであったり、腕時計であったとしても、
立て替えた方が、買い換えた方がより快適であったとしても、そ
こにとどまりたいと思わせる何か。そんな愛着を感じさせてくれ
るものこそが、きっとその人にとっての「一生もの」なのです。

スクラップ&ビルドの時代に息苦しさを感じてこんなニッチな世
界へ逃げ込んできたはずが、いつの間にやらクラフト業界にも消
費の波がドッと押し寄せてきています。「商材」になり得ること
がバレてしまったのですね。僕自信も家族を養う身として、そこ
を全否定することなんてできはしないのですが、本当に小さなこ
だわりとして、「一生もの」になり得るものづくりを心底心懸け
たい。7年ぶりに帰ってきたイスを磨きつつ、改めて想う寒い朝。

また何年か後に、修理やメンテナンスをさせていただけたら嬉し
い限りです。家具類に限らず、小物の修理やメンテナンスも承っ
ておりますので、遠慮なくご相談いただければ幸いです。誰かに
とっての「一生もの」をつくり続けられるよう、日々精進です。














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飛騨の酒
「広島の実家に帰る途中にさ、ちょっと寄っていい?」10月も
終わろうかというタイミングに電話があって、文化の日の午後に
本当にやって来てくれた有名ガラス作家ファミリー(奥さんは陶
芸家)。オッサン同士が2人で会う機会はたまにあっても、家族
同士が揃って顔を合わせるのはちょうど2年前の今頃に飛騨を訪
ねた時以来のこと。一人息子のRのSK君も来春から中学生だから
今のうちにね、とはお父さんの談。そうですよ、部活なんか始ま
ったらもう旅行なんかいけませんよ!と僕。同世代で、同じく子
どもがいて、「作家」などという危ういフリーランスな生き方を
好んで選んだもの同士、たわい無いやり取りにも癒され、励まさ
れたりもする。こんな心地良さが僕だけでなく、ウチの嫁さんや
MK子さん(陶芸家の奥さん)にも感じていてもらえてたらいいな
と思う。お土産にもらった飛騨の酒「蓬莱 純米大吟醸 亀の尾」。
「蓬莱」って文字(ロゴ?)は飛騨にいるととてもメジャーで街
のあちこちでしょっちゅう見かけた気がするのですが、当然のこ
とながら岡山で見かけることは無く、改めて「懐かしー!」と叫
んでしまうほどのインパクトがありました。とても嬉しい。タイ
ミング的に正月まで置いとくか?と考え中ではありますが、自信
はないっす。急に寒くなりましたしね。鍋なんか出た日にゃあ…。ちなみにこのガラス作家さんは僕が訓練校に通っていた頃からす
でに活躍されていた(本人は否定するでしょうが・笑)大先輩で、
こんな風に家族ぐるみな付き合いができるようになるなんて、当
時は想像すらできなかったような人。でも決して偉ぶることも作
家然と振る舞うこともなく、飄々と、ややいじけながら煙に巻く
そのキャラクターは、きっと芯の強さの裏返しなのだろうな、な
どと想像していたりもします。褒めてるんですよ、本当に(笑)。

今度は皆でゆっくりとご飯でも食べましょう!お酒飲みながらね。
わざわざ寄ってもらってありがとうございました。ではまた!!












 
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