8寸T(トレー)
こないだの投稿で8寸トレーの端材って話しをしたものの、8寸トレー自体を紹介
していなかったような気が。何の変哲もない直径24センチのトレー(お盆)ですが。
お盆として使うには少し小振りでしょうか。我家では直接おにぎりを並べたり、パン皿
代わりに使うことも。このパンは先日遊びに来てくれていた菅沼さん和ちゃんコンビの
芦屋みやげ。忍び寄る右手はハルコ嬢。どうやらレーズン狙いだったようです(笑)。
オーブンでカリッと温めて美味しくいただきました。里山暮らしには格別な味です。

以前にもお話した通り、旋盤を持っていないのでルーター&治具で加工しています。
設備がないことを嘆くのではなく、あるもので工夫する。教科書に載っていない方法も
試してみる。個人事業主って立場だと、すべてに於いて自分の責任の下に試してみる
ことが出来る。僕が欲しかったのは、こんな自由度だったのかも知れない。一つの形を
得る為の手段、方法は大抵一つではない。昔ながらのやり方仕方に囚われ過ぎるのは
歩みを止めることに繋がりかねない。仕事に向き合えば向き合うほど、強くなる思いです。

“守る”べき技術も大切だとは思うけれど、“攻める”技量も同じくらい必要なことだと、
2012年を生きる僕は考えています。

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シフト
怒濤の先週末から、ようやっと落ち着きを取り戻した感があります。
先ずはおひさまアートバザールにてSemi-Aco製品を手にして頂いた方々、
足を止めて下さった方々に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
初めての岡山でのイベント出店、沢山の出会いがより深いご縁になることを
願っています。お時間ございましたら、Semi-Acoブログを覗いてみて下さい。
ゆるゆると、ものづくる日々を綴っております。他愛ない乱文ですが、
つくり手の物思いを垣間見ていただければ幸いです。

さあ!グイっと、日常生活にシフトして…。
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スパイススプーン
シャーペンの長さは14㎝です。その小ささがお分かり頂けるでしょうか?
去年の暮れのデザインラボラトリー蒼での企画展、オリーブの木を使ってつくった
のが最初でした。あの時は材の細さと乾燥に手間取り、このサイズしかつくれなかった
というのが正直なところ。ですが同時に、端材利用の有力な手段として認識することが
出来たのも事実。「道に迷うことは、道を知ること」とはどこかの国の諺。ラジオで
言ってました。何事もやってみるもんです。

この材は山桜。8寸トレーをつくる時に出る端材を取っておいたもの。円を切り抜くと
どうしても端材が増える。溜まってくる端材を前に腹を括る。1日で30本。地味ですが
ナカナカの達成感です。

5月13日(日)、石山公園(岡山市民会館隣り)で開催される“おひさまアートバザール
に出店します。岡山でのイベントは初です。1日だけのイベントなので気負いなく楽しめ
そう。端材シリーズももちろん連れて行きます。初めましての方がほとんどだと思うので、
よろしくお願いしますです。晴れますように。
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bh-bc(bird house-bird call)
コレだけは手を出してはいけない気がしていたのですが…。“家モチーフ”。
ものすごく言い訳がましいのですが、あくまで鳥小屋です。そしてバードコールです。
シャレですね、ダジャレ!そこはかとなく漂う無理矢理感。でも何か可愛くてしかも
良い声で鳴きます。カンタもハルコもお気に入り。理屈抜きに感覚で楽しめるオモチャ。

脚物の家具(椅子やテーブル)の仕事が続くと、この手の木っ端がたくさん出ます。
前の作業場には薪ストーブを据えていたので、最終的に木っ端を燃料として使い切って
いた分罪悪感は少なかったのですが、薪ストーブなき今、“ただ燃やす”という行為に
少なからず疑問を持っています。何とか無駄なく材(樹)を使い切る方法を模索する日々。

アクセサリーみたいに首からぶら下げるバードコールはよく見かけるので、置いて様に
なる方法で。材種もサイズもバラバラ。ちょっとしたプレゼントなんかにもどうぞ。
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コシアブラ
飛騨で暮らした7年間で、ずいぶんと山菜に詳しくなったものです。
勤め先だった木工会社のおばちゃん家に自生するアズキナは美味かった。
よもぎは言うに及ばず、たらの芽にコンテツ、コシアブラも天ぷらに
するとサイコーでした。冬が長くて厳しい分、春の訪れを告げる山菜の
味は、何と言うかそれはそれは待ち遠しかった。デトックスなんて言葉は
知らなくても、優しい苦みにカラダが素直に喜んだものです。ある時期が
来ると“食べたいな”と感じるものは、やはりその時の身体に必要なもの
なのだと思う。野生のカケラ、的な本能。
ここ上山でも大いに期待していたのですが、意外なことにアズキナも
コンテツもコシアブラも、誰も知らない。食べてない。思うにここは
やはり豊かな土地であって、山菜を待たずして作物が育っていたから、
別段山菜を採ってまで栄養素を補う必要がなかったのかも知れない。
写真は2枚ともコシアブラの木。幼稚園バスの停留所付近で嫁さんが発見。
今は既に葉が開ききって食べれないけれど、つぼみ葉のような若芽を
天ぷらにするとホント最高。写真の通り、高木になるので採集は困難
ですが、嫁さんは脚立持ってく勢いでした(笑)。以前山菜について
尋ねたご近所さんにおすそ分けを持っていくと、予想通りの好反応。
かけいで掃除の時には別のおじさんから「コレがコシアブラであっとるか?」
と質問される始末。来年は争奪戦にならないと良いのですが…。
アズキナとコンテツ(地域によって名称が異なる)は今年は発見でき
なかったけれど来年また探してみるつもり。出会えたら嬉しいな。

ちなみにコシアブラの木は柔らかいらしく、一刀彫や郷土玩具の材と
して使われたそうです。…やっぱり少し気になります、木の方も(笑)。
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recommem
今日はこどもの日ですね。晴れの国はその名の通り、スコーンと晴れ渡っています。

初めて栗コーダーカルテットを知ったのは、息子と見たピタゴラスイッチでした。
耳に残るメロディーとリズミカルなテンポ。今のところキライだという人に会った
ことがない。しっかりとした技術と飄々とした風貌が憎めない。その辺に居そうな
おっちゃん達。6月のumieでのライブ、行きたかったのですが未就学児の入場不可
だったので諦めました。残念。いつか生でその演奏に浸ってみたいものです。
画像は…特に関係ありません。角トレーをつくった時、並べた様が良かったので。

同じくumieで今月開催されるザッハトルテは見にゆく予定。今からたのしみです。
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野の花
Semi-Acoのイチリンザシをお買い求めいただく際、お願いすることがある。
「買ってきた花よりもその辺の花が似合いますよ」
「葉っぱだけでもキレイですよ」
つくり手の思いを押し付けるのはどうかと思うけれど、これが僕の正直な感想。
昼飯を食べに母屋に戻る時、ふと足を止めて見入る野の花。改めて、お天道様の
下で仕事できていることに気がつき、ありがたく思う。真夜中に、元豚舎だった
作業場でものづくりをしていた日々は、そう遠い昔の話しではないのだけれど。

特別じゃなく、何でもない日常のそばにある。そんな野の花みたいなものを、僕は
つくりたいのだと思う。自分のつくったものを“作品”ではなく“製品”と呼ぶのも、
そんな思いの現れなのかも。思いと仕事が重なるように、色々なものを少しずつ
少しずつ積み重ねてゆきたい。
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カトラリー
ほんの少し前に書いたような気がするのですが。カトラリーに関してはレンゲ
スプーンで行こう!などと…。
そんな思いでレンゲを並べた“静岡手創り市”で声を掛けて頂く。「他のカトラリー
も見てみたいのですが」。不思議なものです。つくり手の迷いに一応の決着を着けた
とたん、ありがたいお声を掛けて頂く。結局は「つくっとけー」っていう神様か誰か
の思し召しなのね、きっと。右はレギュラーサイズのフォークで左はレンゲスプーン
と対になるレンゲサイズフォーク(仮称)。レンゲサイズは新作でご依頼頂いたモノ。
GW中に数をまとめて発送して、同じくGW中にトイレの内装(木部)をまとめて…。

気がつけば試作を終えたno.4チェアー、納品分の製作が止まっている!

やらねば…。


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ルール
世間はGWなのですね。里山に籠っていると如何せん世の中の流れに疎くなる。

今日は朝から地区のかけいで掃除でした。農業用水となる大芦池に流れ込む
雨水の通り道の草を払い、掃除する。田植え前の大切な地区の仕事なのです。
「かけいで」とは“懸け樋”あるいは“筧”という文字が充てられ、地上にかけを
渡して水を導く竹や木の樋(とい)、という意味があるらしい。知らなかった。

当然初めての参加。概ね知らない諸先輩方の中、見よう見まねで作業に加わる。
あまり深く考えることなくカラダを動かし、汗をかく。作業後のパンとコーヒー
牛乳が美味しかった!2日前の草刈り(自宅と作業場周辺)でも汗だくになった。
朝晩の温度差、特に昼間の気温上昇がずいぶん厳しい今日この頃です。

かけいで掃除の後の総会にも初めて参加する。幾つかの報告とやり取りに聞き入る。
個人的に、地域というものも組織の一つだと僕は考えている。組織なのだから
ルールというものが存在して、それ自体に拘束力を持たないにせよ、それぞれの
モラルでもって地域の維持、発展を目指す。総会はルールを確認する場なのだろう。

この地域についてあまりに何にも知らない僕達は、先ずはルールに沿って暮らそう
と思う。郷に入りては・・・というやつかな。未だ移住4ヶ月足らず。慌てず
騒がず、少しずつ。
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纏まる
先日から取り掛かっているno.4チェアー。木部が纏まりました。
いつだってそうなのですが、四方転びな分だけどの方向から見ても
バランスが取れているように、細心の注意を払いました。
具体的には1年前の試作分から座板を15ミリ上げ、笠木を30ミリ
下げました。脚の転びの角度も若干変更しています。加えて座板の
形状も柔らかな印象になるように、丸みを持たせています。

写真は白木地(未塗装)の状態。座板もこれからウレタンを張り
込みます。最終的に仕上がれば、更に締まった印象になるかな、と。

ちなみに1年前の試作品はこの家の改修で世話になったT先生の家に
あります。上山までは原寸図しか連れて来れませんでした。それを
元に、取りあえず1脚組み上げてそれを元に更に手を加えて…。

椅子製作が続いていますが、やりたかった仕事の一つです。
“やっぱりこの仕事が好きなんだなぁ”と確認できる仕事です。
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